素晴らしい高校発見

今日はとても若いお友達に誘われてランチに行ってきました。彼女が行っている通信制の高校の話をたくさんしてくれたんです。

 

私が常日頃からおかしいと思っているところを見事に解決した感じの学校です。全員が並々と全ての教科ができてないといけない、少なくともそういうプレッシャーがあるシステム。将来使わないもののために何百時間も費やすシステム。不登校の問題に、「学校が行きたいところではないのでは」という単純な疑問に行きつかない政治。次から次へと絶え間ない定期テストというプレッシャー。そういうのがほんと変わらないのかと疑問に思ってたんです。

 

自分の子供を、もはや学問の拷問を受けるような学校システムの中に放り込めるのかと思うことが本当に多かった今日この頃でした。でもその高校の無駄のない授業や、興味深い講師、ゲスト講師、アクティビティの多さ、社会貢献、制服自由、バイト自由などを聞いてなんだか将来に灯りが灯ったような気持ちになりました。日本の学生は圧倒的に社会経験が足りてません。

 

お金を稼ぐ大変さ、自分に合った仕事のタイプに気付けるのは大学に入ってからでは遅いのでは?海外の人達って、すごく大人っぽいな、と思うことありませんか?政治への関心も低く、自立心も低い。日本の良き文化とも言えるんですが、和を尊重しすぎてか、あまりにも「え、あなたが行くならわたしも。」的な、大人になっても一人では心細い人多くないですか?もちろん中には素晴らしい人もいっぱいいるんですけど。

 

親の期待、親が思い描く幸せを子供に押しつけて、自分の子供の成績がいいのが自分の評価にもなっていると思っている大人が作り上げたんじゃないかって思ちゃうんです。

 

高校の教科書とか作ってるえらい先生たちって、例えば大学4年をゴールと考えると、高校ではここまで理解してきてほしい、みたいに逆算で作ってないですか?って思うんです。でも、そのゴールって、その分野を専門にしてるエライ先生が作ったゴールですよね。そういう超頭のいい先生がそれぞれの分野で頑張って教科書作っちゃうから、全員の生徒がそれぞれの超スゴイ先生が思うゴールまで到達する努力を強いられてるのでは??

 

わたしは、一つの分野だけ得意だったんです。それ以外は卒業スレスレでした。でも今の幸せ度は高いんです。好きなことを極めて(そりゃ言い過ぎ笑)、それを使って仕事ができる。すごく幸せなことじゃないですか?

 

彼女も言っていましたが、まだまだ通信制って全日制に比べると偏見持ってみられるよね。と。でも近い将来、この子たちが世に出て幸せになれば自然にそういう他人の見方も変わるんでしょうね。