性犯罪は同情の余地なし、と思う。

ついさっきですが、テレビでジャニーズの性加害とかについてはじめて櫻井しょうくんがしゃべったとかなんとか。これに関しては、何年も前から違和感だらけでした。お金と権力があったからなんでしょうか。加害者が存命のころは、全く誰も口にしようとしてこなくて。被害者の証言の信ぴょう性も認定されていながら周りのテレビ会社なんかも、「こういう人が代表を務めてる会社の人材は使いたくありません。」なんていう、ハードコアな対応はなかったですよね。もちろん所属しているタレントさんに罪はありませんが、そういう外部からの圧力とかないと、社会的な制裁ってないも同然です。結局金なんでしょう。当時の世相が許したのもあるでしょうし、子供たちの被害よりも金をとった報道各社にも責任の一端がありそうな気も・・・。

 

櫻井しょうくんが、自分がこうやって発言することでもう会社を辞めて違う人生を歩んでいる人達にまで「彼は被害者なんじゃないだろうか?」と憶測を呼んでしまうのではないか。と心配されていたんです。それは櫻井君なりのもっともな気遣いから出た言葉だと思うんですが、私としてはそれよりも実際に被害にあった人のためにも、今後こういうことが起きないためにも、もっと多くの人間が声を上げるべきだし、加害者が存命の間に声をすでにあげるべきだったのでは?と思います。櫻井君が声をあげたことって素晴らしいことだと思います。それに巻き込まれる人もいらっしゃるでしょうが、自分も被害者の一人ではないかと周りから憶測されることを恐れるよりも、仲間に実際に被害者がいるんだってことに目を向けて伴にがんばってほしいです。

 

わたしが常々思うのは、性犯罪って本当に厳罰にしてほしいってことです。例えば、窃盗は悪いことです。しかし、何かの講習の時にこういう話があったんです。海外に行って、到着してすぐおなかがすいたので食事をしていると、スーツケースがごっそりと盗まれてしまった。盗んだ人が転売目的だったら?盗んだのがその日暮らしのまずしい子供だったら?私たちが海外に行ってお金失くしても、そのあと何年もお腹をすかして暮らすことにはならないですよね。窃盗が正当化されるべきではないですが、犯罪って時々やむに已まれず、っていうのもありえると思うんです。

 

殺人や、窃盗、強盗、傷害、詐欺、いろんな犯罪があると思うんですが、性犯罪って、やらなくても別に自分の身に危険が及ぶ、家族に危険が及ぶとかないですよね。悪いってわかっていても、自分の欲を満たすのと、人を傷つけてしまう、を天秤にかけて、人を傷つけよう、を選ぶ人たちです。もちろん、ほかの犯罪も多くが自己的な欲によっておこるんでしょうが、性犯罪においては言い訳とかないでしょ、っていつも思うんです。

 

電車での痴漢とか。なんですか、あれ。最近はチームになってターゲットの子を囲んだりするんだそうです。本当に卑劣極まりないです!海外のように、性犯罪者は、刑期が終わった後も性犯罪者として登録されるようにしてほしいくらいです。地域のどこに性犯罪者が住んでいるのかとか検索できるようにしてほしいくらい。

 

わたしが、まだ小学生くらいの時でしたが、近所の中学生の女の子が、部活か何かの帰り、もう真っ暗になった時間、高速道路の下(小さなトンネルになっているようなとこ、よくありますよね?)を通り過ぎると暗がりから男が飛び出してきて彼女に抱き着いて、自転車ごと倒された、というのがあったんです。私は小学生でしたが、想像しただけで怖くなりました。そこのトンネルの付近には近寄らないようにしました。

 

でも、それってそういった情報があったからなんです。わたしたちに、どのような服装が痴漢を遠ざけるのか、暗くなったら出歩くなとか、バカみたいな議論ではなく、実際に防衛できる情報を与えてほしいです。性犯罪を犯す人間に同情心は全くないです。まあ、この登録制も、日本の有罪率99.9%とか考えるとまた冤罪もあるのでは・・・、という懸念はあるので、そこは、また別の機会に・・・。

 

社会にも、性犯罪者が異常な妄想を抱えているのを野放しにしてる風潮はあると思います。もっと積極的に、自分で異常な妄想をかかえているがどうしようもない、と思う人が犯罪を犯したくないから相談できるところを設置したり、必要なら投薬だってあり得るんじゃないでしょうか?罪を犯す、逮捕、起訴、有罪、刑期、終わり→繰り返し。じゃなくて、彼らを犯罪者にしないサポートも必要なのでは?と思います。

 

大人が非力で知恵のない子供を食い物にして、自分の異常な欲求を満たしているところを想像できますか。その子たちはどんな子供時代を歩んだんでしょうか?人に相談できたんでしょうか?今も夢に見ることがあるかもしれません。私たちは、考えたくもないので、どんなことが起きたのか想像なんてしようともしません。でも、それが見ないふりなんでしょう。自分のことではない不愉快なことなので忘れてしまうほうが簡単です。

 

BBCが先に頑張ってくれた感ありますが、そろそろ声をあげる、波立たせるのが苦手な日本人もがんばっていろんな方法で声を上げていったほうがいいんじゃないでしょうか。